2019.10.25
不動産情報誌やインターネットで「古家付きの土地」が販売されているのを目にしたことはありませんか?実際、家が建ったままの土地を売却するときに、そのままでよいのか、解体したほうがよいのかは判断しかねるかと思います。古家付きの土地売却に付いてぜひ知っておきたいという方、売却する予定の方、それぞれのメリットやデメリットを把握することで、今後の売却活動の方向性をしっかり見定めましょう。
目次
まず「古家」とは経済的価値がなくなった住宅を指します。そんな古家が建ったまま土地の売却なんてできるのか?と思われてしまいそうですが、実際のところ可能です。ただ、そこには当然メリットとデメリットが伴いますから、事前に理解しておくことが重要です。
・解体費用の負担がない
・家を建築したときの状態を、そのまま買い手に伝えることができる
・地盤が強くなっている可能性がある
・解体費を見越して売値を低く設定される(値引きされる)
・埋没物がわからず、売却したあとで瑕疵担保責任に問われる可能性
・売却しやすい
・査定価格が上がる
・瑕疵担保責任が発生しない
・解体費や廃棄物処分費、場合によって地盤改良費がかかる
・住宅用地特例が当てはまらず、翌年の固定資産税が上がる
・既存不適格物件や再建築不可物件の場合は、一度壊したらもう建築できない
それぞれにメリット・デメリットがありますが、建物が建ったままの状態だと買主の方にその家に住むイメージを伝えやすいというのが一番だと思います。対して更地にしておくと、解体費用の負担がないので新築を検討している方にとっては大きなメリットとなるわけです。いずれにせよ、それぞれのメリット・デメリットをよく見極めることが、売却成功の鍵になります。
土地は建物を1から建築するので、自由度が高い反面打ち合わせなどに時間がとられてしまい、マンションや一戸建てに比べると買主側の負担が大きくなる傾向があります。しかし、日本においてはまだまだ新築が人気(=土地の需要がある)というのも事実。一方で中古一戸建てやマンションの場合には、「新築に近い状態」であるほど売りやすいというデータがあります。築年数の経った住宅は、売却活動の一環であるチラシやネット掲載においても、新築と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。やはり、少しでも綺麗な所に住みたいと思うのが人間の心理。そこのギャップをどう埋めるのかがポイントになります。
上記の話を踏まえると「古家をリフォームすれば良いのでは?」と思われそうですが、そう簡単な問題ではありません。なぜなら見た目が美しく変わっても、建物の耐用年数自体は変わらないからです。築年数が経過するほど資産価値は低下してしまいますから、多少のリフォームであれば避けるほうが懸命だと言えます。ただし、買主からのニーズがある場合は別。その建物を気に入ってくれて、リフォームの要望があれば応じるのも良いでしょう。また古家付きの土地を売却する際は、古家をそのまま残すのか取り壊すのかを買主としっかり相談して決めることが重要になります。買主の希望を可能な限り加味しながら売却活動を進めるのが、成功への近道です。
古家が建つ土地に需要がある場合、解体しなくてもそのまま売却できることがあります。購入者側で「そのまま住む」「解体して建て替える」「賃貸にする」などの計画を立てて購入されるからです。では需要のある土地とはどういう土地を指すのでしょうか。
・駅やバス停、高速道路のインターなど交通機関が近く便利
・スーパーやドラッグストア、コンビニなどが近く買い物に便利
・小学校や中学校などの学校が近い、または人気のある学校区である
・飲食店が近く外食の多い人に便利
・土地の広さや向きなどが理想に近い、またはそれである
・周辺環境(近所との距離、緑の多さ・少なさ、子供が多い・少ないなど)が自分の理想に近い、またはそれである
などが上げられます。重要視する項目は人によって違うでしょうが、魅力的な立地であれば「古家付き」のままでも十分売却可能です。
古家付きの土地を売却するには実績の高い不動産会社とパートナーシップを組む事が重要。積極的に売却活動に取り組んでくれて、買主が現れた際には「取り壊した場合」「そのまま売る場合」「リフォームした場合」など、ケースごとのメリット・デメリットをきちんと説明してくれるところを選ぶことです。そして何より、売り主であるあなたと買主の幸せを願って売却活動を進めてくれる、真摯な会社を選ぶことが満足できる売却に繋がるでしょう。ライブイノベーションでは、専門のスタッフが親身に相談に応じます。不動産のことで何か気になる事などございましたら、お気軽にご連絡下さい。
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