2018.09.28
「不動産の売却ってよくわからないことが多いから、業者へお任せ」そんな方はとても多いと思いますが、いくらプロとはいえ任せっぱなしで本当にいいんでしょうか?
少しでも早く売りたい、少しでも高く売りたい、そう思うのが売主さんの希望だと思います。しかし、任せっぱなしにしていては、それらの願いは叶わず契約に至ることも多々有ります。業者に任せて売却する前に、実は「事前準備」がとても大切なんです。少しでもいい条件で売却したい人のために、売却のための「事前準備」についてご紹介します。
目次
不動産の売却をお考えの方、売却するのにも準備が必要だって知ってました?なんと、しっかり準備するかしないかで売却額に大きな差が生まれるのです!では、そのことについて詳しくご紹介しますね。
まず、売却理由をハッキリさせておかなくてはいけません。なぜ、不動産を売りたいのか。これによって今後の方向性ががらりと変わるからです。例えば、離婚等の理由で「とにかく早く売却したい!」という人は、売却額が安くなる可能性があります。反対に「時間がかかっても良いから、高い価格で売却したい!」という人は、掃除や手直しに時間をかけることができ、高く売れるという傾向があります。
あなたにとって、よりよい売却となるよう動いてくれる業者を選ぶことが大切です。これまでの実績があり、地域に密着している会社が望ましいですね。また売却後の生活についても親身になって考えてくれる方が担当だと心強いでしょう。
例えば、あなたがネットやチラシで物件を見て「いいな」「住んでみたい」と思うのはどんなところでしょうか。おそらく「きれいなところ」ではありませんか?不動産を売却するとなった時、その家は「商品」になります。少しでもキレイに、思いつく限り掃除をしましょう。そして写真映えするようにするのです。あなたの「商品」に興味を持って貰うために。そこまでする必要があるのか?と思われるかもしれませんが、見ている人は、ピカピカの新築物件と比較していることだってあるのです。
不動産の販売開始から契約を結ぶまでにも、準備において注意しなければならないポイントがあります。物件内覧希望者のための掃除や整理整頓、売却時の気をつけたい点についてご紹介します。
写真映えするように・・・ときれいに掃除をしたのに、その後も普段どおりの生活をしていては意味がありません。「掃除されたきれいな状態」をきちんと保っておかないと、いつ内覧の予約が入るか分からないからです。せっかく内覧に来てもらっても「ネットの写真と全然違うな・・・」と感じてしまったら、おそらくその人は買ってくれません。片付けやゴミ出しなど、常に気を配る必要があります。また、ネットでは伝わらないのが「臭い」です。内覧時に生活臭が漂っていては印象もガタ落ち。臭いのケアを怠らないことをオススメします。
よく不動産売却時に、値引き交渉の話し合いになることがあります。その値引き額の大きさから、売主が売却を断ってしまうケースもしばしば。もっと高く買ってくれる買い手を探しているうちに、時間が経過し、気が付けば売れ残り物件になってしまった・・・。そんな事態にならないように、きちんとした購入意欲のある買い手であれば、交渉の決断をオススメします。実際、不動産売買には、最初に現れる買い手のほうが売りやすく、時間が経つほど売れにくくなるという法則があるのです。「次にいい人が・・・」は、ほぼないと考えても良いでしょう。
契約後のキャンセルやクレームなど、もちろん無いほうがいいのですが、残念ながら起きてしまうことも。しっかりとした事前準備はもちろん、油断しない心構えが大切です。
「住宅ローン審査が通らなかった」「諸事情によりキャンセルしたいのだけど」と、思いもよらぬ言葉が買い手側の口から飛び出すことがあります。契約後のキャンセル・解約はリスクも大きいため、双方が売買契約書の内容を事前にしっかりと確認しておく必要があります。
上記のように最初の人(つまり1番目の候補者)との契約が、残念ながら流れてしまう場合があります。そんな時、2番目・3番目の候補者の方とも事前にしっかり話をしておくと、その後の流れが大変スムーズです。結果的に、2番目・3番目の候補者が購入を決めてくれると、大きな傷を負うことなく取引を完了できます。
契約した不動産をスムーズに引渡すためには、期日から逆算し、計画的に準備しなければなりません。万が一、契約書には記載のない家具や物置などが残っていると、当初の話と違う!といったトラブルに発展する恐れがあります。また、引渡し当日までは、掃除もしっかり行っておきましょう。そうすることで、双方が気持ちよく取引できるのです。
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